火の用心
2013/07/08
それは一瞬の出来事だった。ある衛生士がチェアーサイドテーブルについてあるガスバーナーの横を通った時に悲劇は起こった。カチッと音がしたと思った瞬間、火の粉が白衣エプロンに飛び移り、その衛生士は炎につつまれた。とっさに手をばたつかせ、なんとか火は消えたもののエプロンのポケットは黒こげになってしまった。翌朝、何事もなかったかのように意気揚々と出勤してきた衛生士のポケットには、おばあちゃんお手製のアップリケがかわいく飾られていた。やさしい祖母のあたたかい愛情を垣間見たひと時でもあったが、ドジだなあと笑わずにみなさんくれぐれも用心してくださいね。