西大寺堤防沿いの道を歩いていたら、体長４０ｃｍのカメがトコトコ歩いていました。ただ、そのカメの向かう先は、車が次々と走っている車道です。とても気になったのですが、カメは気にせず、どんどん車道へと近づいていきます。オイオイ。そっちは危ないぞとつぶやいてもカメに聞こえる訳もなく、もう知らんふりしてはいられません。ばっとカメを抱きかかえようとすると、そのカメはこちらに向かって威嚇するではありませんか。思わずたじろぎ、手を離してしまいました。子供の頃は無造作に捕まえて遊んでいたのにちょっとビビってしまい、足で甲羅を反対方向へけりながらカメを安全な場所へ誘導することにしました。それでもカメは車道へ向かおうと抵抗します。もう、どうにでもなれ。と一旦離れましたが、やっぱり気になりまた現場に引き返しました。するともうすぐにでも車にひかれそうなところまでカメは近づいていました。危ない。と叫び気が付くとカメを両手でつかんでいました。こわごわとそのカメを川まで連れていき、無事を祈りながらお別れしました。なんか浦島太郎になった気分になりました。竜宮城につれて行ってくれるかな。