歯列矯正について
2014/11/28
従来からの矯正治療は、小臼歯を抜歯し、そのスペースを埋めながら歯並びを揃える術式で、前歯が引っ込んで、見た目は良くなるのですが、歯列が小さくなって、舌の部屋が狭まり、舌骨とともに舌は後退しやすくなります。また舌位の狂いにより、代謝、姿勢、発音などの機能や、かみあわせが不安定になりやすくなります。顎や歯列を成長させるためには、できるだけ母乳で育てて舌をきたえさせ、軟食を控え、よく噛むことが有効です。また乳歯の虫歯を放置せず、歯列不正が予想される場合には、学童期に咬合誘導(前矯正)治療をする必要があります。