大腸内視鏡検査初体験報告

2023/03/05

私はこの度、大腸内視鏡検査なるものを体験いたしましたのでご報告させていただきます。昨年9月虫垂炎を患ったことで、今年2月消化器内科にて経過観察していただいたのですが、その際、大腸内視鏡検査を勧められました。健康維持のためならと軽く承諾したのですが、なかなかの体験でした。まずは、検査前日からエニマクリンという大腸検査食なるものを食べます。もちろんお酒は飲めません。そしていよいよ当日朝8時30分に受診し、10人ほどの待合室に入りました。私は名前を呼ばれすぐさま浣腸の洗礼です。目の前の机には2Lの下剤が置いてあり、1時間かけてゆっくり1Lを飲むように指示されました。この部屋のすぐ隣にトイレが9つ並んでおり、次々と患者さんたちが駆け込みます。なんともいえない異様な光景なのですが、驚くべきなのは、これからです。便も6回目になるとほぼ水便になるのですが、そこからは看護婦さんに、検査OKか便をチェックしていただくのです。最初は便をチェックしていただくことに、ためらったのですが、14回目になると恥ずかしさよりも肛門の痛みと疲労でチェックを受けることに何も感じなくなり、早くこの状況から脱出したいことから毎回率先してみてもらいました。OKがでたのは、受付6時間後の14時30分。肛門からカメラを挿入されるということに前日までは、なにかしら恐怖を感じていたのにもう疲れ果ててやっと検査を受けることができるという安堵感すら感じました。診察室に呼ばれ、患部に表面麻酔ゼリーを塗られたあとは、もうまな板の上でやられ放題です。肛門を人差し指でぐりぐりといじられているようで、痛すぎてもうやめてくれ~と叫びたいのをぐっとこらえながら30分。最後に肛門周囲をぐりっと広げられアッと叫んで検査は終了しました。直径3mmのポリープを切除したとの事ですが、お腹の痛みは全く感じませんでした。検査終了後は疲労困憊でぐったり。飲食するとすぐに便意を催すので、こわごわと食事をとることとしました。しかし、人間の身体はすごいなあと感じたのは、翌日の朝までひりひりとしていた肛門が夕方にはもう元に回復して普通に食事ができるようになっていたことです。しかも腸内フローラも一掃できたのかなぜか全身すっきりです。内視鏡検査はこりごりだけど、 たまに絶食して腸内洗浄することもありかなと、ふと感じました。

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