歯の本数と認知症について
2015/03/03
8020運動という言葉は、ご存じでしょうか。80歳で20本の歯を残そうというスローガンです。日本人の歯の平均本数は、40歳ではほぼ、減らず28本ですが、55歳で24本、65歳で18本、80歳で9本しか残っていません。
噛むことで脳に刺激を与えているので、歯と認知症とは密接な関係があります。ある調査によると、歯がほとんどなく、義歯を使用していない方は、健康人と比べて2倍認知症になりやすいとのことです。大切なことは、歯をなくさないように心掛け、喪失した後も、義歯で咀嚼力を補てんすることです。自分の健康のために、歯が痛くなってからではなく、定期健診で歯科を利用するようにしましょう。